桂枝雀師匠の「舟弁慶」
喜六が家で仕事をしているところへ友達の清八が割り勘で船遊びをしないかと誘
いにやって来る。ところが喜六は、いっも他の人のお伴でしか遊びに行ったことが
ないので「弁慶さん」という仇名がついている。自前で遊んで、芸妓連中に「弁
慶」てなこと言われたらつまらんと言うと、清八が「もし一弁慶一と言うたら今日
の割り前は取らん」と請け合うので参加することにする。そこへおり悪しく喜六の
嫁はんの雀のお松が帰って来るが、清八の機転で、「友達のけんかの仲裁に行く」
とだまして表へ出る。
船に乗り込んですっかり酔つ払った喜六と清八が舳先へ出て派手に踊っていると、
ちょうど難波橋へ近所の嫁はんと夕涼みに来ていたお松に見つかってしまう。

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